Compare

他のモデルと、何が違うのか

Nano Banana(Google)、GPT Image 2(OpenAI)、Seedream 5.0 Pro(ByteDance)。 いま画像生成の中心にいるのはこの3つです。 「どれが一番か」ではなく、どれが何に向いているかを整理します。

先に立場を明かします。 ここは Nano Banana の資料室なので、放っておけば身びいきになります。 なのでNano Banana が負ける場面から先に書きます。 また、当研究所が実際に検証しているのは Nano Banana だけです。 他の2つは公式ドキュメントに書いてある仕様を整理したものであり、 当研究所が生成して確かめた結果ではありません。そこは区別して読んでください。

Diagram 01

まず、画像と動画は別のモデル

比較の前にここでつまずく人が多い箇所です。 たとえば Seedance は動画モデルで、画像モデルは Seedream。 名前が似ていますが別物です。各社とも「画像用」と「動画用」を分けて出しています。

各社の画像モデルと動画モデルの対応表 Google は Nano Banana と Veo、OpenAI は GPT Image 2 と Sora、ByteDance は Seedream と Seedance。画像モデルの出力を動画モデルの最初のコマとして渡す流れがある。 画像モデル 動画モデル Google Nano Banana Veo OpenAI GPT Image 2 Sora ByteDance Seedream Seedance → 画像で1コマ目を作り、それを動画モデルに渡すのが定番の流れ
「Seedance で画像を作りたい」は成立しません。画像なら Seedream です。 逆に Nano Banana で動画は作れず、Veo に渡すことになります。

Facts

公式ドキュメントで確認できる差

感想ではなく、各社が公開している仕様だけを並べます。 ここに書いていない項目は、公式に明記が無いか、当研究所で確認できなかったものです。

項目 Nano Banana
Gemini
GPT Image 2
OpenAI
Seedream 5.0 Pro
ByteDance
最大解像度 4K
Nano Banana 2 / Pro
3840px
長辺の上限
2K
アスペクト比 決まった10種から選ぶ
1:1 / 3:2 / 2:3 / 3:4 / 4:3 / 4:5 / 5:4 / 9:16 / 16:9 / 21:9
自由
16の倍数・長短比3:1まで
透過PNG 非対応
白背景で出して自分で抜く
非対応
公式に明記あり
対応
レイヤー分離してα付きで出力
ウェブ検索との接続 あり
Nano Banana 2 / Pro
あり
参照画像の枚数 最大14枚 複数可
人物の一貫性 最大5人まで維持
Pro の公称
向上を公称
電子透かし SynthID を全画像に付与

出典:Gemini API 公式ドキュメントGoogle 公式ブログOpenAI 画像生成ガイド。 Seedream の項は公式仕様の一次情報を当研究所で確認しきれていないため、「—」を多めにしています。

Diagram 02

作るものから決める

上の表を、実際の選び方に翻訳するとこうなります。

用途から使うモデルを決める分岐図 背景を透過させたいなら Seedream。画面の比率を自由に決めたいなら GPT Image 2。最新の事実を絵に反映させたい、4Kが要る、参照画像を多く使う、日本語の文字を入れるなら Nano Banana。 つくりたいものは? 背景を抜いた素材が欲しい(透過PNG) Seedream 5.0 Pro 決まった変則サイズで書き出したい GPT Image 2 今日の天気や最新データを絵に入れたい 4K で書き出したい 参照画像を10枚以上まとめて使いたい 同じ人物を何カットも登場させたい Nano Banana 2 / Pro ※ 日本語の文字入れは3モデルとも対応。差は「どこまで長くできるか」で、当研究所の検証では35文字が通りました。
黄色が Nano Banana の土俵です。逆に上2つは、素直に他のモデルを使ったほうが早い場面。

Each model

それぞれの得意分野

GOOGLE

Nano Banana

強いところ: ウェブ検索とつながっていること。今日の天気や最新の数字を、 そのまま絵に反映できるモデルは多くありません。 4K出力、参照画像14枚、人物5人までの一貫性も公称されています。 Google は「画像内に読める文字を入れるなら最良」と主張しています。

弱いところ: 透過PNGを直接は出せません。比率も決まった10種からの選択です。 変則サイズが要る仕事では窮屈になります。

OPENAI

GPT Image 2

強いところ: 出力サイズの自由度。長辺3840pxまで、16の倍数で、 長短比3:1以内なら基本どんな寸法でも指定できます。 バナーのサイズ展開のように「決まった寸法で出す」仕事と相性が良い。

弱いところ: 透過背景に非対応であることが公式に明記されています。 切り抜き素材が要る用途では、別の手段が必要です。

BYTEDANCE

Seedream 5.0 Pro

強いところ: レイヤー分離。背景と要素を分けて、透過PNGで出せます。 3つの中でこれができるのはここだけで、 素材として二次利用する前提の仕事では決定的な差になります。

弱いところ: 解像度は2Kまで。大きく引き伸ばす用途には向きません。

Verdict

で、どれを使えばいいのか

○ Nano Banana が向く仕事

資料・図解・説明図。最新情報を絵にする。同じ人物やキャラクターを何枚も出す。 日本語の文字を画像に入れる。4Kで書き出す。参照画像をたくさん混ぜる。

× 他を使ったほうが早い仕事

透過素材が要る(→ Seedream、または白背景で出して自分で抜く)。 決まった変則サイズで書き出す(→ GPT Image 2)。動画を作る(→ Veo)。

Lite / 2 / Pro の中でも、上位ほど良いとは限りませんでした。 同じ条件で3モデルを走らせたところ、 日本語の文字は3モデルとも一字も崩れず、 差が出たのは「指示をどれだけ守るか」でした。しかも最も忠実だったのは最安の Lite で、 Pro は頼んでいない紅葉のイラストを足してきました。 情報量の多い場面でも上下は付かず、 2 は賑やか、Pro は写真らしく静か、という別方向の差でした。 生成時間は 6.7秒 / 9.9秒 / 23.5秒 で、ここははっきり違います。
そして、いちばん効くのはモデル選びではありません。 同じモデルでも、指示の書き方で出力は大きく変わります。 「美しい」「8K」と書いても絵は変わらないし、 絞りの数値を書けば素直に効く。 モデルを乗り換える前に、書き方を変えるほうが安上がりです。

本ページは 2026年8月時点の各社公開情報に基づきます。 この領域は更新が速いので、重要な判断の前には必ず一次情報をご確認ください。 当サイトは Google・OpenAI・ByteDance のいずれとも関係のない非公式の情報サイトです。