検証 / 影の付け方を変える
アニメ塗りの「影の段数」は指定すべきか
「2段影」「グラデーションを使わない」がセル画らしさの核だと書いた。キャラクター・構図・色を固定し、塗りの指定だけを変えて比べる。
共通のベース(全条件で同一)
制服の少女が夕方の教室で窓の外を見ているアニメ調のイラスト。 バストアップ、横位置、均一な細い主線。
影の付け方だけを変える
(塗りの指定をしない)指定なしでも十分セル画寄りだった。ただし髪と肌にぼかしが残る。
塗りはグラデーションを使わない2段影のベタ塗り。ハイライトは白の面で置く。面の境目がくっきり立った。3枚で最もセル画らしい。指定どおり。
塗りは3段影のベタ塗り。加えて、髪が顔に落とす影を1段濃く入れる。逆にぼかしが増えた。指定した「髪が顔に落とす影」も確認できない。通らなかった。分かったこと
半分だけ支持された。「グラデーションを使わない2段影」ははっきり効き、面の境目が立った。いっぽう「3段影+落ち影」は通らず、むしろ指定なしより柔らかい絵になった。段数を増やす方向の指定は当てにしないほうがいい。効いたのは段数そのものではなく、「グラデーションを使わない」という禁止の一文だった可能性が高い。何を描くかより、何をしないかを書くほうが通りやすい——というのがこの検証から得られた仮説。
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